1973年製（定価50000円）の、レシーバー（アンプとチューナーが一体化されたタイプ）です。　 外装、フロントパネル、ウッドキャビネット、金色のユニクロメッキされたシャシー部まで、かなり良好なコンディションを維持しております。　パネル、ツマミ、ダイヤルなどに、目立つすれ傷なし、シャシーに腐食無し、筐体内部に、埃殆どなし、背面パネル、及びウッドキャビの上面に、僅かに傷、汚れがありますが、７３年製とは思えない極上程度です。 現状で、ライン入力からCDを、スピーカー出力、及びヘッドフォンで正常に再生出来る事を確認しました。　トーンコントロール、ラウドネス、モノ、ステレオ切り替え、バランスVR、AM受信まで問題ありません。　フォノ系は、音量VRの回転に比例して、残留ノイズが滑らかに増減するので問題なしと判断しました。　音量VR10時の位置辺りで、左CHに僅かにガリ音がしますが、使用によって解消するか、解消しなくても、音楽を聴くのに、支障はないレベルだと思います。　FMについては、山間部ゆえ、未確認です。 この機種は、比較的近代的な回路構成を取り入れ、音質的にも、癖がなくて素直。　 パイオニア製品は、業界基準とでも言えるかのような、常にニュートラルな音色（パイオニア製品を基準として、ハードかソフトか、広帯域か、そうでないか、ハイコントラストか、否か、など）で鳴るような音作りがなされているのが特徴です。 素材的にもかなりコストを掛けた、豪華な製品で、プッシュボタンは金属、チューニングダイヤルはアルミの無垢材、音量などのツマミは、プラ材を芯にした、肉厚のアルミ製、ウッドキャビは、安物に多い塩ビシート貼りではなく、リアルウッドの突き板が奢られているなど、単なる家電製品ではなく、調度品的な視点で作られています。　73年当時の5万円は、今の20万円程ではないかと思います。 73年製なので、およそ50年弱経過しております、点灯しているチューニングメーターやダイヤルスケールの照明ランプは、何時切れても可笑しくありません、恒久的な保証はできかねます。　あくまでも、現状でお願いいたします。 マイビンテージアンプコレクションからの出品です。